昨年よりも若干、下がった大学生の就職率|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

昨年よりも若干、下がった大学生の就職率

採用・就職

大学生の就職率は96.0%で昨年より2.0ポイント低下

 厚生労働省と文部科学省は、2021年3月大学等卒業者の就職業況の調査結果を2021年5月に発表しました。その結果は大学生の就職率は96.0%(前年同期比2.0ポイント低下)でした。

 このうち国公立大学の就職内定率は95.9%(同2.3ポイント低下)、私立大学は96.1%(同1.8ポイント低下)という結果が出ています。また短期大の就職内定率は96.3%(同0.7ポイント低下)で、高等専門学校は100%(前年同期比同)、専修学校(専門課程)が91.2%(同5.6ポイント低下)という就職内定率になりました。

大学生の男女別では、女子の内定率が高いという結果に

 男女別でみると、男子大学生の就職内定率は95.0%(前年同期比2.5ポイント低下)、女子は97.2%(同1.3ポイント低下)という結果でした。また、国公立大学では男子93.3%、女子98.6%、私立大学では男子95.5%、女子96.8%でした。

 さらに文系・理系別では、文系の就職内定率は96.0%((前年同期比1.8ポイント低下)、理系の就職内定率は95.9%(同2.6ポイント低下)となっています。そして地域別では、中部地区の就職内定率がもっとも高く98.3%(同1.0ポイント低下)という結果でした。

 昨年よりは若干、内定率が下がっていますが、新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーターと大学等の就職相談員とが連携し、きめ細やかな就職支援を継続して行っています。加えて事業主に対しては、若年雇用促進法に基づく指針を踏まえ、既卒者が卒業後少なくとも3年間は「新卒枠」に応募できるように周知徹底を図るなどの措置が取られています。

同じカテゴリーの記事

記事一覧