第14回 国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰|サーナ・トピック

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第14回 国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰

制度

国土交通省分野におけるバリアフリー化への推進活動

 国土交通省は、2006年12月に施行された「バリアフリー法」(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)の趣旨を踏まえて、公共交通機関、建築物、道路などのバリアフリー化を進めています。その取り組みを国民の意識啓発に一層努める活動の一環として、2007年度から「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰制度」を創設しています。

 この制度は、国土交通省分野においてバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人、団体等を表彰することで、バリアフリー化に関する優れた取り組みを社会に広く普及させると共に、このような活動を奨励することを目的としています。

第14回受賞者のバリアフリー化に対する取り組み

 2021年3月には、第14回目となる受賞者を決定し、表彰式が行われました。今回、受賞したのは一般社団法人WheeLog、株式会社パームロイヤルでした。

 まず、一般社団法人WheeLogは、新しいバリアフリーマップのプラットフォームを構築したことが評価されました。車いすで実際に走行したルートやユーザー自身が実際に利用したスポットなど、ユーザー体験に基づいたバリアフリー情報を共有できる「ユーザー投稿型」のバリアフリーマップアプリ「WheeLog」を開発しました。この「WheeLog」を活用して、車いすと健常者が一緒に街に出かける「街歩き体験」のイベントも全国で展開しました。

 一方の株式会社パームロイヤルは、誰でも利用しやすいバリアフリートイレへの改修や、誰でもわかりやすいピクトグラフの設置などのハード面での環境整備とともに、社員に対するマナー研修を継続的に実施するなど、ソフト面の取り組みも高く評価されるなど、ハード・ソフト両面での取り組みが今回の受賞にむすびつきました。

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