大学で取り組む就職支援|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

大学で取り組む就職支援

制度

幅広い情報収集が求められる障害のある学生の就職活動

 障害のある学生の就職活動、その他の学生の就職活動を比べると、その違いはどこにあるのでしょうか? 業界・企業研究、エントリー、会社説明会等への参加、面接などの選考プロセスを経るなど、基本的な活動は変わりません。

 しかし、自分の障害内容と業務内容の関連性を把握すること、障害者に対する企業の考え方と受け入れ態勢、バリアフリーや補助機器の有無などの職場環境、通勤条件など、より幅広い情報収集が求められます。

 学生がスムーズに就職活動を行うためには、本人の努力だけでなく大学の支援なども重要となります。

専門的な就職ガイダンス

 各大学では「就職ガイダンス」や「キャリアデザインガイダンス」を開催しています。そのプログラムは大学によって多種多様ですが、従来の就職活動の流れを知るプログラムだけでなく、工夫を凝らしたガイダンスを行う大学も増えています。

 実際に企業で働くOB・OGの体験を聞くことができる体験談や内定者による就職活動のアドバイス、さらには障害者の就職活動を支援する専門家を招いてガイダンスを開催する大学もあります。

 また、障害のある学生を対象としたインターンシップを行っている大学もあり、就職活動前の学生に就業体験をしてもらうことで、「働く」ことを実感する機会を設けています。このように各大学では、障害のある学生の就職ならびにキャリアデザインに対する支援を強化しています。

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