「第44回国際福祉機器展 H.C.R.2017」開催の会期速報
アジア最大規模の国際福祉機器展
社会福祉法人 全国福祉協議会、一般財団法人 保健福祉広報協会が主催する第44回「国際福祉機器展 H.C.R.2017」が、2017年9月27日・28日・29日に東京ビックサイトで開催されました。この国際福祉機器展(Int. Home Care & Rehabilitation Exhibition)は、日本初の福祉機器の国際展示会として、1974年11月に厚生省(現厚生労働省)と社会福祉法人 全国福祉協議会の共催で、「社会福祉施設の近代化機器展」としてスタートし、今では欧米に次ぐアジア最大規模の福祉機器の展示会に発展しています。
同展示会は、高齢者と障害者の自立と参加を支えることを目的に毎年開催され、最新の保健福祉・介護・リハビリに関する役立つ情報を発信し続け、今年で44回目を迎えました。
同ホームページの会期速報によると、今回は日本を含む15か国1地域から526社(国内447社、海外79社)の企業・団体が数多くの製品を展示し、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまで、「福祉機器の今・未来を、みて、さわって、たしかめる3日間!」で約12万人の来場者があったようです。
福祉機器の開発と普及につながる展示会
同展示会は、世界の福祉機器が一堂に展示されるとともに、「海外の社会保障、福祉制度・施策に関するシンポジウムの開催」「利用者・家族向けのセミナーの開催」「福祉施設役職員・福祉機器企業関係者など向けセミナーの開催」「時代の変化に応じた特別企画を開催」など、多彩なセミナーやイベントが催されました。まさに「福祉機器の今・未来を、みて、さわって、確かめる3日間!」になったようです。
特設会場内のイベントとして、「福祉機器開発最前線」では厚生労働省、経済産業省の協力を得て、両省が開発・導入を支援している最新の福祉機器などをはじめ、10製品が展示・紹介されました。また「障害児のための『子ども広場』」では、簡単に子供向けの福祉機器を見つけることができるよう出展社の協力のもと、「子ども広場」にて集中展示が行われました。
「H.C.R.セミナー」では、「福祉施設における感染症の知識と対応~知っておきたい感染症対策のポイント~」や「高齢者・障害者に役立つ生活支援用品の紹介とその開発視点」「介護ロボットの活用で未来を拓く」などが開催されました。