厚生労働省と都道府県が推進する障害者の就職支援を行う委託訓練|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

厚生労働省と都道府県が推進する障害者の就職支援を行う委託訓練

制度

国と都道府県の委託契約により訓練を実施

 厚生労働省では、ハロートレーニング(障害者訓練)の一環として、障害のある方の住む身近な地域で、企業、社会福祉法人、民間機関などに委託して実施する、委託訓練を行っています。

 この委託訓練の目的は、ハローワーク求職障害者の就職を実現するためで、利用しやすい身近な地域での多様な職業訓練を実施することで、障害者の職業能力の開発・向上を図っています。訓練期間は原則3カ月、月100時間を標準に様々な障害に応じた設定が可能となっています。

5つの分野で就職のための実践能力を習得

 訓練には、学ぶ技能別に5つのコースが設定されています。それが「知識・技能習得訓練コース」「実践能力習得訓練コース」「e-ラーニングコース」「特別支援学校早期訓練コース」「在職者訓練コース」です。

 「知識・技能習得訓練コース」は就職の促進に資する知識や技能の習得をめざし、「実践能力習得訓練コース」は企業などの事業所現場を活用して就職のための実践能力を習得します。「e-ラーニングコース」は通所が困難な重度障害者が在宅でIT技能などを習得。「特別支援学校早期訓練コース」は特別支援学校高等部に在籍する生徒に対して、就職に向けた職業能力の開発・向上を目的とした訓練を実施します。また、「在職者訓練コース」では在職障害者に対して雇用継続に資する知識・技能の習得を目的に行っています。

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