障害者の技能を高める技能五輪全国大会・アビリンピック2021|サーナ・トピック

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障害者の技能を高める技能五輪全国大会・アビリンピック2021

制度

障害者の技能向上を目的とした2つの大会

 アビリンピックの名前で親しまれている「全国障害者技能競技大会」は、昭和47年から開催されています。同競技会は、障害のある方々が、日ごろから培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図ると共に企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図る目的で開催されています。

 一方の「技能五輪全国大会」は、昭和38年から毎年開催されています。国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性と必要性をアピールし、技能尊重気運の醸成を目的とした大会です。

2021年は合同大会として東京で開催

 そして2021年は、アビリンピックと技能五輪全国大会を合同で行う「Tokyo技能五輪・アビリンピック2021」として、12月17日から20日までの4日間、東京で開催されます。新型コロナ感染症拡大防止の観点から、会場への入場は選手と関係者のみ、合同式典(合同開会式、合同閉会式)はオンライン開催になりました。

 まず、技能五輪では「機械組み立て」「プラスチック金型」など42の及ぶ課題が出され、それぞれの分野で日頃から磨いてきた技能を競います。また、アビリンピックでも25種目の技能競技が用意され、全国各地から優れた技能者が集うことになります。

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