東京しごと財団の平成27年度「障害者委託訓練事業」について|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

東京しごと財団の平成27年度「障害者委託訓練事業」について

制度

仕事上で役立つ知識・技能の習得を図る

 公益財団法人東京しごと財団は、ハローワークと連携して障害者のための「障害者委託訓練事業」に取り組んでいます。

 この事業は、障害者が仕事をする上で、役立つ知識や技能を身につけることを目的としており、企業をはじめ民間教育機関、社会福祉法人、NPO法人等、さまざまな機関に訓練を委託・実施している事業です。

 東京しごと財団では、委託機関の申し込みからコースの設定、訓練の開始と終了、委託料の支払い手続きまでをコーディネートしており、同財団のホームページに公募一覧を掲載しています。

 また、応募にあたっては、ハローワークの障害者職業相談の窓口で求職登録をし、希望訓練を相談の上、「受講希望シート」を提出。その他、面接を経て訓練開始に至ります。

多彩な訓練内容でスキルアップと実戦力を高める

 訓練内容については、実際の職場環境を活用した実践的な職業能力の習得を図る「実践能力習得訓練コース」があります。このコースは、障害者雇用を検討している企業向けの訓練としても活用されています。

 また、民間教育機関、社会福祉法人、NPO法人の訓練としては、就職に必要な基礎的な知識・技能の習得を図るための「知識・技能習得訓練コース」。就職に必要な基礎的知識・技能の習得に加え、職場実習を一体的に行い、実践的な職業能力の習得を図る「障害者向け日本版デュアルシステム」。さらに、都内在住で訓練施設への通所が困難な障害者を対象に、在宅でインターネットを通じてIT技能の習得を図っています。

 さらに、求職者向け訓練だけでなく、「在職者訓練コース」も設けられており、働いている障害者が雇用の継続を目的として必要なスキルアップを図ることができるコースもあります。

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