都が運営する東京障害者職業能力開発校
職業的な自立、生活の安定と地位向上をめざして
東京障害者職業能力開発校は、職業能力開発センター(校)の一般科目で訓練を受けることが困難な障害者を対象に、就職に向けた職業訓練を行う施設です。専門知識や技術・技能の修得だけでなく、コミュニケーションやビジネスマナーなど、就職に必要なスキルも修得できます。こうした訓練により職業的に自立し、生活の安定と地位向上を図ることが可能となります。
東京障害者職業能力開発校の科目は、就業支援科、職域開発科、調理・清掃サービス科、オフィスワーク科、ビジネスアプリ科、ビジネス総合事務科、グラフィックDTP科、ものづくり技術科、建築CAD科、製パン科、実務作業科、OA実務科など、就業に必要な社会スキルを高めて企業で働く準備から、各職域で働くために必要な専門スキルを磨ける幅広い科目を用意しています。
そのほとんどが毎年4月入校ですが、職系によっては7月入校生、10月入校生を募集する場合もあります。また、対象とする障害内容、訓練期間も科目によって異なります。
入校にあたってのサポート
入校後は科目ごとにさまざまな知識、技能を学び、資格取得をめざします。授業料は無料ですが、科目ごとに応募要件があり、それらを満たしてかつ選考に合格しないと入校できません。興味はあるけど校内をみてから考えたい方には、校内見学を実施しています。この校内見学は入校希望者だけでなく、障害者雇用を考えている企業の方、支援機関の方なども対象としています。
また、通学が困難な方向けに、家賃や光熱費が無料(別途、共用日用品購入代は1か月500円程度負担)で利用できる寮が用意されています。その他、学校生活をサポートするために看護師が常駐する保健室の設置、生活指導相談員の設置など、学びやすい環境づくりを行っています。