第20回東京障害者技能競技大会が2022年2月に開催
障害者の技能向上をめざした東京アビリンピック
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構東京支部が主催し、東京都が共催する東京障害者技能競技大会(東京アビリンピック)は、今年度で20回目を迎えました。
この大会は、「障害のある方が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害者に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ること」を目的に開催されています。
前回は新型コロナ感染症の拡大に伴い、残念ながら中止となり、2022年2月に開催予定の第20回東京障害者技能競技大会は2年ぶりの開催となります。
13種目の競技種目で熱戦を期待
会場は東京都小平市の東京障害者職業能力開発校と職業能力開発総合大学校が予定されています。競技種目は、13種目124名を予定。その内訳は、身体障害者・知的障害者・精神障害者が対象のワード・プロセッサ(10名)、DTP(10名)、ホームページ(5名)、表計算(10名)、データベース(5名)、オフィスアシスタント(15名)、ビルクリーニング(16名)、喫茶サービス(18名)、製品パッキング(5名)、ネイル施術(5名)、フラワーアレジメント(5名)があります。
さらに、その他にも視覚障害者が対象のパソコン操作(5名)、知的障害者のパソコンデータ入力(10名)もあります。東京アビリンピックは、障害者の技能向上を目指して開催される取り組みですが、障害者雇用において障害内容と職種・仕事内容、職場環境を考える上でも、障害者と企業の双方にとって有意義な機会であり、就労支援にもつながる活動といえるでしょう。