障害者の芸術や文化・国際交流を推進する「ビッグ・アイ」|サーナ・トピック

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障害者の芸術や文化・国際交流を推進する「ビッグ・アイ」

制度

障害者のアート活動の拠点としてオープン

 最近「障害者が手がけるアート」が注目されるケースが増えています。厚生労働省やNPO法人などによる障害者のアートを支援する活動が増加し、様々な場所で障害者のアートを紹介するイベントも開催されています。

大阪府堺市にある「ビッグ・アイ」は、そんな障害者のアート作品をはじめ、障害者に関連した各種イベントを開催している施設として知られています。ビッグ・アイは「国連・障害者の10年」(1983年~1992年)を記念し、2001年に厚生労働省が設置した施設です。その後の行政刷新会議においてビッグ・アイの運営管理を民間委託しました。現在は社会福祉法人と民間企業が「ビッグ・アイ共働機構」を結成して運営管理を行っています。

障害者のアートや文化活動を様々な側面から支援

「ビッグ・アイ」の活動は多岐にわたっています。まず、施設内において様々なイベントを開催しています。障害者の芸術・文化コンテスト、様々な内容のワークショップの開催などを随時行っています。
また、「ビッグ・アイ アートプロジェクト」を立ち上げて、すべての障害者に対して様々なアートの企画イベントに参加・活動機会を提供しています。才能ある障害者アーティストの発掘と育成、アーティストの活動支援と社会への発信なども実践しています。

 さらに国内外の講師を招いてのイベントやセミナーの開催、障害者の旅行などの関する相談窓口、多目的ホール、レストラン、宿泊施設も併設し運営も兼ねています。このように障害者のアートを核にしながら様々な情報発信できる施設として重要な役割を果たしています。

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