聴覚障害者を対象とした海外奨学金制度|サーナ・トピック

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聴覚障害者を対象とした海外奨学金制度

制度

国際的に活躍できる人材の育成をめざす

 東京都に本部のあるNPO法人日本ASL協会は、2004年から日本財団の助成を受けて「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」を実施しています。

 この事業が実施する奨学金制度は国際的に活躍できる人材を育成することを目的に、日本に住む18歳以上の聴覚障害者を対象にしています。これまでも多くの聴覚障害者がアメリカの高等教育機関へ留学し、そこで学んだ知識を活かした職業に就き、日本やアジア諸国の様々な分野で活躍されています。

アメリカ手話を習得して幅広い分野で活躍

 「ASL」とはアメリカ手話のことで、主にアメリカやカナダで用いられています。日本ASL協会は、国内の聴覚障害者や健常者がASLを学ぶことで、海外の方たちとの交流を促進するために設立されました。

 同協会では、「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の他にも、アメリカ手話講師を派遣し、アメリカ手話に興味があり、学びたいという方に学習の機会を提供しています。誰もがアメリカのろう者の文化、歴史、社会的背景などを知ることができる企画を実施しています。

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