障害者インターンシップの現状
障害者インターンシップの形態
在学中の学生が企業などで就業体験を一定期間行う制度、インターンシップ。近年は、障害学生を対象としたものも実施されています。
形態を大きく分類すると、比較的に気軽な参加が可能である大人数制の見学・体験タイプや講義タイプ、1週間程度の参加で企業の事業に関わるプロジェクトタイプ。1カ月~1年間と長期にわたり、社員と同じ業務を任される実践タイプなどが挙げられます。
長期にわたる場合、企業と学生の双方でスケジュール調整が難しい場合が多く、短期型の方が、障害者インターンシップの主流になっているようです。
実施企業の拡大が課題
インターンシップは障害学生にとって、仕事内容や、バリアフリーなどの職場環境を直接体験できる貴重な機会をとなっています。企業にとっても、障害者と接する良い機会になり、仕事内容や職場環境の課題を確認するうえでも、実用的な制度といえます。
障害学生を対象としたインターンシップは一般大学生を対象としたものと比べると、実施企業がまだまだ少ないのが現状です。受け入れ態勢やスケジュール調整など、企業の負担が多い点はありますが、障害学生とのミスマッチをなくしていくためには大切な企業活動といえます。