奨学金制度における障害学生に対する様々な配慮|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

奨学金制度における障害学生に対する様々な配慮

制度

意欲あふれる障害学生の経済的自立を支援

 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、次代の社会を担う豊かな人間性を備えた創造力あふれる人材育成や国際相互理解の増進に寄与するために設立されました。主に「奨学金貸与事業」「留学生支援事業」「学生生活支援事業」の三つの事業を行っています。

 同機構では障害学生の修学支援のために様々な活動を行っています。奨学金貸与事業においては障害の有無に関係なく、意欲と能力のある学生が経済的に自立し、自分の意思と責任によって大学で学ぶことを推進するために、採用時と返還時に配慮を行っています。

採用時と返還時に様々な配慮を実施

 採用時における奨学金給付の際は、家計基準を判定する際に年間収入額から一定の金額を控除する「特別控除」。「所得連動返還型無利子奨学金制度」該当者として認定された場合は、年間収入金額から障害者1人につき99万円、長期療養者については療養費の年額を控除。奨学金申込者本人が障害者である場合は第一種奨学金(無利子奨学金)、併用貸与奨学金の学力基準を緩和するなど、様々な配慮をしています。

 また、奨学金の返還時には、返還期間を猶予する「返還期限猶予」や、1回当たりの当初割賦金を2分の1に減額し、減額返還適用期間に応じた分の返還期間を延長することができる「減額返還」などの措置を行っています。その他、障害学生がより良い環境で学ぶことができるように、様々な配慮を実施しています。

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