三重県のステップアップカフェ運営事業|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

三重県のステップアップカフェ運営事業

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障がい者とともに「働く」を考える事業

 三重県のホームページによると、障がい者雇用を推進するために三重県総合文化センター男女共同参画センター「フレンテみえ」に設置しているステップアップカフェが新たな取り組みを開始しました。同ステップアップカフェは、令和2年4月から㈱OCK Ba-mi(オーシーケーバーミィ)が新たに運営を受託し、名称を「ステップアップカフェ だいだい食堂」として新たな取り組みをスタートしました。

 三重県のステップアップカフェ運営事業は、県内の経済・労働団体など多様な分野の関係機関と一緒に進める障がい者雇用の推進に向けた取り組みの名称です。同事業では障がい者のステップアップだけでなく、社会全体の意識や行動もステップアップし、障がい者が身近な当たり前に働くことができる社会につなげていくことをめざしています。

オンラインで「ステップアップ大学」を開催

 ステップアップカフェ運営事業のビジョンは、「障がい者がいきいきと働き、障がい者とともに働くことが当たり前となる社会の実現をめざして、障がい者が働くことの新しい可能性を障がい者、県民、企業などが一緒に見つける場、きっかけを提供する場としてカフェを運営する」というものです。

 また、同運営事業では「ステップアップ大学」を開催しています。同大学は企業や県民が障がい者雇用に関する理解をさらに深めていくため、県内で働く障がい者本人からの発信をメインにしながらさまざまな人が集い交流する場としてスタートしました。令和3年度は新型コロナによりオンラインで開催されました。

 自治体のこのような取り組みは、障害者雇用の現状を理解する場となるとともに、今後の雇用拡大につながる有意義な活動といえます。

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