ハローワーク「就業継続サポートプラン」の実施について
従業員の継続した就業に取り組む事業主を支援
現在、多くの企業において、人材不足が大きな課題として挙げられています。ハローワークでは、この課題を解決するためには従業員の離職を防止することが重要であるとし、継続して就業できる環境づくりを支援するために「就業継続サポートプラン」という取り組みをしています。
この取り組みは全国で2015年9月1日から実施されました。これにより、ハローワークでは、雇用主が「職場定着を図るためにはどうすべきか」「従業員が不本意に離職することなく就業継続を行うためにどうすべきか」を雇用管理改善の面から積極的に考え、従業員の継続した雇用をめざすサポートを行っていきます。
なお、支援内容は、若年者を含めた一般従業員の職場定着、障害のある従業員の職場定着、メンタルヘルス不調の従業員の就業継続、疾患を抱える従業員の就業継続、育児・介護をする従業員の就業継続という5つの分野に分かれています。
障害のある従業員の職場定着支援
近年、企業における障害者雇用が進んでいる一方で、従業員一人ひとりの勤続年数は短縮傾向にあり、多くの事業主にとって障害のある方の職場定着は、大きな課題となっています。
「就業継続サポートプラン」の支援内容のひとつである「障害のある従業員の職場定着」についてみると、ハローワークの紹介で就職した障害のある方の職場定着に関する指導を行う場合や、事業主に障害者雇用率達成の指導を行う場合などにおいて、ハローワークでは各種専門機関と連携を図りながら積極的なサポートを行っています。
主なサポート内容は、個々の障害の状況や特性に応じた対応策の検討、ジョブコーチ(職場適応援助者)・相談支援窓口・雇用に関する各種助成金の活用促進、具体的な職場での成功事例情報の提供などです。