日本障害者リハビリテーション協会が「古本募金」と提携|サーナ・トピック

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日本障害者リハビリテーション協会が「古本募金」と提携

制度

民間企業と提携した募金活動を開始

 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会は、埼玉県の古本・DVD・ゲーム買取会社と提携して、読み終えた古本を募金として寄付してもらう活動を開始しました。

 日本障害者リハビリテーション協会は、1964年に設立された国内外の障害者のリハビリテーションに関する研究と障害者のリハビリテーション事業の振興を目的に活動しています。そんな事業のひとつにデジタル録音図書の国際基準規格「DAISY」を活用した事業があります。これは視覚障害者や印刷物を読むことが困難な人々を対象に開発されたシステムで、その研究開発や普及推進に力を注いできました。

寄付金はDAISY図書の制作などに役立てる

 また、日本障害者リハビリテーション協会ではDAISY図書以外にも、全国の障害者福祉施設や地方自治体職員を対象にした各種研修、月刊誌・研究誌の発行、総合リハビリテーション大会の実施など幅広い活動を展開しています。このように手がける事業が広範なために寄付による支援が必要となっています。

 同協会ではホームページなどを通じてさまざまなタイプの寄付を募ってきましたが、新しい寄付のカタチとして注目したのが埼玉県の古本・DVD・ゲーム買取会社がCSRとして展開していた、いらなくなった古本を活用してほしいという「こころざし」を受け取る「古本募金」でした。

 この古本募金は、読み終わった本やDVDを買取会社に送ると、買い取り額を算出し、提携先団体に送金するという仕組みです。日本障害者リハビリテーション協会も送金先の一つになり、これらの寄付金はDAISY図書の制作などを含む情報提供事業に役立てられています。

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