6月6日は「補聴器の日」
「補聴器」の普及に力を注ぐ業界団体
一般社団法人日本補聴器工業会と一般社団法人日本補聴器販売店協会は、6月6日を「補聴器の日」と1999年に制定しています。高温・多湿な季節の始まりである6月は、補聴器の愛用者にとってメンテナンスの時期であり、6月6日の6日を裏返すと両耳の穴形に似ていることから6月6日に制定されたようです。
また、日本補聴器工業会では、「聞こえ」をめぐる問題の改善に役立つように、同工業会のホームページで「きこえの簡単チェック」ができるコンテンツや、「聞こえ」のことがよくわかる小冊子の無料申し込みができるページなどを設けています。
補聴器出荷台数50万台を9年連続で突破
日本補聴器工業会によると、2020年の日本国内の補聴器出荷台数は56万3257台と過去最高を示した前年2019年の61万3089台よりは減少したものの、9年連続で50万台を突破しました。聴覚障害者だけでなく高齢者の増加も伴い、2012年以来、毎年50万台を突破するなど、そのニーズは相変わらず高いといえるでしょう。
さらに日本補聴器工業会は、良好適切な補聴器を供給し、その後のケアを行うことができる専門店の育成および認定を行う、全国補聴器専門店認定協会の設立に携わり、理事として参加しました。その後は、補聴器技能者講習会を開催するなど、補聴器製造技術の向上にも取り組んでいます。