障害者の芸術の祭典「全国障害者芸術文化祭」|サーナ・トピック

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障害者の芸術の祭典「全国障害者芸術文化祭」

制度

毎年開催される障害者の芸術の祭典

 平成13年度から厚生労働省では、障害のある方々による自由な芸術文化活動を推進するため「全国障害者芸術・文化祭」を主催しています。そして平成29年度の第17回大会から国民文化祭と一体的に開催しています。

 同祭は、障害者の芸術及び文化活動への参加を通して本人の生きがいや自信を創出し、その自立と社会参加を促進するとともに、障害に対する国民及び県民の理解と認識を深めるために開かれています。障害者週間に合わせて実施され、開催地域は毎年、全国の都道府県で持ち回りによって決定されています。障害者が制作した美術・文芸作品の展示はもちろん、各地域の特色を生かしたイベントやグルメなども楽しむことができます。

今年は宮崎県と和歌山県で開催

 新型コロナの拡大のため令和2年に予定されていた「国文祭・芸文祭みやざき2020」が中止になったため、令和3年は「国文祭・芸文祭みやざき2020」と、「紀の国わかやま文化祭2021」の2つの全国障害者芸術・文化祭が開催されました。

 令和3年7月3日~10月17日まで開催された「国文祭・芸文祭みやざき2020」は、「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」をキャッチフレーズに、「記紀・神話・神楽」「国際音楽祭」「若山牧水」「食文化」に焦点を当てたプログラムと、障がいのある方が主役のプログラム(共に生きてともに感じる芸術文化プログラム)など140の多彩なプログラムを実施しました。

 そして「紀の国わかやま文化祭2021」は、令和3年10月30日~11月21日まで開催。

 大会キャッチフレーズを「山青し 海青し 文化が輝く」とし、分野別交流事業や地域文化発信事業と並んで、障害者交流事業が行われました。障害者交流事業では、全国障害者作品展や県内市町村の障害者美術展や芸術作品展などが開催されました。

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