経済産業省が開催する新・ダイバーシティ経営企業100選
CSRの視点からも重要なダイバーシティへの取り組み
経済産業省では、2012年から「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」を表彰する事業として「ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)を行っています。
これは、女性、高齢者、障害者、外国人など多様な人材を活かし、その能力を最大限に発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し価値創造につなげている企業を表彰するものです。
そして、2017年3月に取りまとめた「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」をもとに、より中長期的に企業価値を生み出し続ける取り組みとしてステップアップするために、「ダイバーシティ2.0」に取り組む企業を「100選プライム」として選定してきました。
令和2年度版「新・ダイバーシティ経営企業100選」を選出
そして最新の「100選プライム」が令和2年度版となります。ここでは「新・ダイバーシティ経営企業100選」を選出しています。この新100選では、企業がダイバーシティ経営に取り組むうえで、さらなる取り組みが期待される分野を次の5つの分野に設定しています。
「経営層への多様な人材の登用」「キャリアの多様性の推進」「働き方・マネジメント改革」「外国人・シニア・チャレンジドの活躍」「企業という組織の垣根を超えた人材活躍」です。
こうした分野に力を入れることで、新型コロナウイルスの影響その他の外部環境の変化に対応した、ビジネスモデルの転換や多様な経験・発想に基づくイノベーション・ビジネスの創出、柔軟な経営判断の実現、優秀な人材・専門性の高い人材の確保・定着の実現、生産性の向上等の経営成果の実現(特例子会社の取組含む)、社会全体や地域におけるや様な人材の活躍の推進などが挙げられています。