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日本障がい者スポーツ協会並びに日本パラリンピック委員会の活動

制度

身体障がい者スポーツの普及・振興を図る日本障がい者スポーツ協会

 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会は、1964年に開催されたパラリンピック東京大会を契機に、身体障がい者スポーツの普及・振興を図る統括組織として、翌年に厚生省(現 厚生労働省)の認可を受けて、当初は財団法人日本身体障がい者スポーツ協会として設立されました。

 1998年の長野冬季パラリンピックの際には、身体・知的・精神の3つの障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織として、また国際舞台で活躍できる選手の育成・強化を担う統括組織としての位置付けが有識者会議で提言され、翌年に「財団法人日本障がい者スポーツ協会」と組織名が改称されました。この時期に、同協会内部に日本パラリンピック委員会が設置されました。同委員会は、国際競技団体に参画し、競技大会への派遣や選手強化を担当し、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の特別な事業として位置づけられています。

日本国中に大きな感動を与えた東京2020パラリンピック競技大会

 そして2021年8月24日~9月5日まで、「東京2020パラリンピック競技大会」が開催され、世界中から選手が一堂に集まり、連日、熱い熱戦が繰り広げられました。日本選手も陸上、競泳、車いすバスケットボール、車いすラグビー、車いすテニス、バトミントン、卓球など様々な競技に参加し、活躍しました。

 その成績も金メダル13個、銀メダル15個、銅メダル23個という優秀な結果を残しました。もちろん、こうしたメダル数よりもテレビなどを通して多くの日本人が観戦し、選手たちのひたむきな姿に感動し、障がい者スポーツの魅力が再認識されました。今回の「東京2020パラリンピック競技大会」により、障がい者スポーツがさらに盛んになることは間違いないでしょう。

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