ブラインドサッカーの歴史と日本代表の活躍|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

ブラインドサッカーの歴史と日本代表の活躍

制度

視覚障害者が活躍する「ブラインドサッカー」

 サッカー日本代表と言うと、男子女子ともに世界の強豪を相手に熱戦を繰り広げ、多くの人がその活躍に注目しています。

 障害者が行うサッカーといえば、国際的な大会も多数行われているブラインドサッカーが有名です。視覚障害者と健常者が同じフィールドでプレーできるユニバーサルスポーツとして知られています。最もポピュラーなB1クラスでは、5人のプレーヤーのうち、ゴールキーパーを除く4人のフィールドプレーヤーがアイマスクを着用し、晴眼者、視覚障害者ともに同じ状況でプレーをします。

東京で行われた世界選手権から知名度が広がる

 ブラインドサッカーは1980年代に生まれたスポーツで、南米やヨーロッパを中心に広くプレーされていました。日本では1990年代頃から独自のルールでプレーされるようになり、2001年からは現在の「国際視覚障がい者スポーツ連盟」(IBSA)の国際ルールが導入されました。2002年に「日本ブラインドサッカー協会」(JBFA)が設立されてからは急速に普及し、全国大会なども開催されるようになりました。

 そして、2014年の東京で開催された世界選手権が、広く知名度を広めるきっかけとなりました。その後も日本代表は国際試合において成長を遂げ、2021年に行われた「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ」では強豪アルゼンチンを破るなど、準優勝の成績を収めました。今後もブラインドサッカーの動向に注目したいところです。

同じカテゴリーの記事

記事一覧