東京都が「未来の東京」戦略を発表|サーナ・トピック

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東京都が「未来の東京」戦略を発表

制度

未来に向けた「ダイバーシティ・共生社会戦略」を打ち出す

 東京都は、2021年3月に「未来の東京」戦略を発表しました。この戦略は危機を乗り越え「未来の東京」を切り拓くために、多くの指針が打ち出されていますが、そのなかにある「戦略6 ダイバーシティ・共生社会戦略」では、さまざまな人が共に暮らし、多様性に富んだ東京を掲げています。

 例えば、さまざまな背景や価値観を持つ人が、違いを認め合いながら支え合うインクルーシブな交流を創出し、ユニバーサルなデザインの街を生み出すことなどの方針が打ち出されています。

「障害者雇用数の増加」なども掲げる

 その中には、2030年に向けた政策目標も具体的に挙げられています。例えば、「人権尊重の理念を浸透させる」「ユニバーサルデザインのまちづくり」「障害者雇用数の増加」なども掲げられています。

 「人権尊重の理念を浸透させる」では、人権が尊重されていると思う人の割合を2020年の66.3%から75%に上げることを目標にしています。「ユニバーサルデザインのまちづくり」では、区市町村におけるマスタープランや基本構想の策定地域の拡大を図り、バリアフリー化に向けた取り組みを都内各地に展開するという方針を掲げています。

 そして「障害者雇用数の増加」では、障害者の働く機会を拡大するとともに就労支援や定着支援を行うことで、障害者雇用数を2021年~2030年度で4万人増加させる目標を打ち出しています。

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