ユニバーサル社会の実現をめざす「オールしずおかベストコミュニティ」|サーナ・トピック

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ユニバーサル社会の実現をめざす「オールしずおかベストコミュニティ」

制度

福祉と産業界をつなぎ、障害者福祉全体の発展をめざして

特定非営利活動法人「オールしずおかベストコミュニティ」は、障害のある人やその家族、それを支援する職員、企業や地域といった関係者全員を、幸せにするユニバーサル社会の実現を目的として、2010年3月に設立されたNPO法人です。

「オールしずおかベストコミュニティ」のホームページによると、「障害のある人のはたらく笑顔で、福祉と企業、地域の心をつなぎます」という理念のもと、「障害のある方の自立促進」と、「障害に関する全県民の安心を担保すること」に寄与するため、福祉と産業界をつなぎ、障害者福祉全体の永続的な発展をめざして活動していることが記載されています。

同法人では、さまざまなセミナーやイベントを開催しています。そんな中の一つが「静岡県授産製品コンクール」です。障害のある人が福祉事務所等で手づくりした授産製品の品質向上と一般の方々への周知を目的に、毎年開催しています。同コンクールを機に、授産製品が一般の店舗で扱われるようになったり、企業や行政のイベントに購入されることも増えてきています。障がいのある人と福祉事業所職員の努力により、年々授産製品の品質は高まり、審査員からの評価も高まりを見せています。

さまざまな方を対象に複数のセミナー・企業見学会を開催

オールしずおかベストコミュニティでは企業向けセミナーとして、障害者雇用促進セミナー及び企業見学会「障害者雇用の現場に学ぶ」を開催しています。「静岡県障害者就労応援団」登録企業によるセミナーと企業見学会で、障害者雇用の取り組みについて学ぶことができます。9月から11月の期間で、東部・中部・西部の各エリアで各2回開催されました。

企業向け以外にも、誰もが参加できる「精神障害者に特化した就労支援セミナー『働き続ける』を支援する」と題したセミナーが11月に開催されました。

また、福祉関係者向けセミナーとしては、「企業に学ぶ研修(1 視察研修・2 ストレスマネジメント)」「就労移行促進事業研修(精神・発達障害)」「農福連携支援事業研修」などが開催予定または開催されています。

こうした企業や地域が協力し合う取り組みは、さらなる障害者雇用の拡大や障害者の自立促進につながっていくでしょう。

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