新しい障害者雇用の確立を目指して設立された団体|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

新しい障害者雇用の確立をめざして設立された団体

制度

一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアムの目的

 2013年9月に設立された一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(Accessibility Consortium of Enterprises)は、障害という多様性を活かした新しい価値創造と企業風土の変革を実践することで、インクルーシブな社会の実現を目指しています。さらに企業の成長に資する新たな障害者雇用モデルを確立し、企業の求める人材について広く社会に向けて発信することを目的としています。

 インクルーシブとは、主に教育現場で使われている言葉で、障害者が差別を受けることなく、障害のない人と共に生活し、共に学ぶ教育を受けることを指しています。最近では、広く様々な状況で使われるようになっていますが、まさにダイバーシティを受け入れ、新たな価値創造をめざすという同法人の目的を表した言葉といえるでしょう。

企業のみならず社会全体への貢献活動

 同法人は、障害者雇用の現場で見受けられる「意欲ある障害者が“見えない壁”で自己実現できない」という障害者雇用の課題に対して、企業が集まり、経験を共有し、知恵を出し合い、情報技術を活用して、各社のロールモデルを見つけて育てる活動を行うことで、この“見えない壁”を無くしていきたいと考えています。そして、障害者だからこそもつ新たな点と優れた感性、経験を生かして、これまでにない企業の成長に貢献する新たな障害者雇用のモデルの確立をめざして活動しています。

 同法人の主な活動には、「企業連携活動」「ロールモデル活動」「学との連携活動」があります。企業連携活動は、障害者雇用に関する各社のノウハウを共に学び修得することで、課題に対する問題解決とより良い人事施策に活かしていくための活動です。雇用事例の共有、アクセシビリティ技術活用、障害者社員向け研修、人事担当者向け研修、管理向け研修などを行っています。ロールモデル活動では、企業の成長に資する人材とは何かを学ぶと共に、そのような人材や育成企業を評価し、その成果を同法人と社会とが共有していく活動です。

 「学との連携活動」は、大学をはじめとした教育機関との連携を深めて学生とつながる機会を提供していく活動です。フォーラム開催、障害学生に対する働きかけ、インターンシップなどを行います。このような同法人の新たな活動が、企業だけではなく、社会全体に対して、障害者雇用の機会拡大と障害者の就労支援に大きく貢献していくことにつながっていくでしょう。

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