発達障害者のための雇用管理マニュアル|サーナ・トピック

障害者が自分らしく働ける雇用・求人環境を考える

発達障害者のための雇用管理マニュアル

制度

発達障害者の雇用促進を目的に作成されたマニュアル

 一般社団法人雇用問題研究会では、厚生労働省の委託を受けて発達障害者の特性を踏まえた雇用管理、職場環境の整備の方法について調査・研究を行い、雇用、医療、福祉、教育などの分野の有識者や当事者に参加を求め、「発達障害者雇用促進マニュアル作成委員会」を開催しました。

 そこでの意見を集約して作成されたのが「発達障害のある人の雇用管理マニュアル」です。企業等における発達障害者の雇用促進を目的として、ハローワークや地域障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなどで配布されています。

基礎知識から具体的な雇用事例などを紹介

 同マニュアルには、企業における発達障害者の障害特性の理解、支援体制の整備などに役立つ情報が掲載されています。

 第1章では、発達障害を理解するための基礎知識、種類と主な特徴などがまとめられています。第2章では、雇用管理のポイント、障害の認知と公表の方法、発達障害と思われる社員への対応方法、職務配置に関する考え方などを紹介。第3章ではQ&A方式で、就業における代表的な課題とそれに対する支援方法を掲載しています。さらに第4章では、実際に働く発達障害者の事例を取り上げて、どのような職業に就いているか、企業はどのような職場環境をつくっているかを紹介しています。

 この「発達障害のある人の雇用管理マニュアル」は、一般社団法人雇用問題研究会のホームページからPDFを閲覧することができます。

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