第9回 国際アビリンピックでの日本選手団の活躍|サーナ・トピック

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第9回 国際アビリンピックでの日本選手団の活躍

制度

2種目の競技で金賞を獲得

 国際アビリンピックは、障害のある人々が職業技能を競い合うことにより、障害者の職業的自立意識を喚起することを目的として開催されています。第1回大会は国連で定めた「国際障害者年」である1981年に東京行われ、それ以降、概ね4年ごとに世界各都市で開催されています。

 2016年、3月23日から3日間、フランス・ボルドーでは「第9回 国際アビリンピック(フランス・ボルドー大会)」が開催され、日本からも選手団が派遣されました。

 第9回となる今大会では、日本を含めて35カ国・地域の511名の選手が参加し、48の種目で競技が行われました。日本選手は、17の種目に参加をし、「義肢製作」「歯科技工」の2種目で金賞を獲得しました。

障害者の職業的自立意識を喚起する競技大会

 第9回大会では、日本選手団は国内で開催されたアビリンピックの上位入賞者で構成されており、いずれの選手も直近の国内大会における金賞受賞者や成績優秀者です。なお、今大会では2種目の金賞のほかにも銀賞3、銅賞5、特別賞1個の好成績を収めました。

 また、アビリンピックの開催に合わせて、職業技能競技のほか、参加各国の紹介ブースの設置、過去の国際大会における優秀選手や専門知識のある障害者、関係者の講演などを行う国際シンポジウムなども同時に開催され、障害者への理解を深める情報発信の機会となりました。

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