「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」開催
NPO法人「ピープルデザイン研究所」企画の展覧会
2015年11月に渋谷にて「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」が開催されました。企画・主催のNPO法人ピープルデザイン研究所によると、同展覧会は福祉機器や福祉サービスへの意識向上を目的としています。
展示された福祉機器は、若者文化の発信地である東京・渋谷に集まる人が「カッコイイ」「カワイイ」と思えることをコンセプトに、独創的なものが集められました。
従来のイメージを一新する福祉機器を展示
同展覧会では、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には実現している可能性がある、バリアフリー生活を実際に体験することができました。
渋谷ヒカリエに設置された展示コーナーには、車いすをはじめ義肢装具や歩行支援器具、視覚障害者向けの機器などの福祉機器が展示されました。そのどれもが、従来の福祉機器のイメージを一新するデザインとテクノロジーを兼ね備え、主催のピープルデザイン研究所ではこれらを「超福祉アイテム」と呼んでいます。
この展示コーナーには大学の研究室やNPO法人、有名企業などが参加するなど、各方面で「超福祉」に対する関心が高まっていることがうかがえます。
また、今回の展覧会では、アートとテクノロジーが融合した義足のカスタマイズショップ、視覚障害者が情報を入手できる未来型のブックストアなど、近い未来の渋谷に誕生しているかもしれない「超福祉アイテム」のお店が体験できるコーナーも設けられました。