視覚障害者を対象にしたアイディアコンテスト|サーナ・トピック

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視覚障害者を対象にしたアイディアコンテスト

制度

日本点字図書館の独創的な障害者支援

社会福祉法人 日本点字図書館では、「第2回 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」を募集しました。同コンテストは、日本点字図書館の独創的なコンセプトをもとに開催し、好評を博した昨年に続き2回目となります。審査結果に関して、表彰式は11月3日に行われる予定で、入選作品は視覚障害者関連のイベントで展示されます。

同コンテストの開催趣旨について、日本点字図書館は、「現在、世の中にある製品の多くが、障害のない人たちによって考えられ、作られています。そのため、障害のある人達にとっては、使いづらい『製品』が存在しています。できあがった製品を改良することは、多くの時間と費用がかかるため、改善されるケースはそれほど多くありません。それを解決する方法の1つとして、『目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト』を実施することにしました」としています。

さらに、「新たな製品や今ある製品の改良について、障害のある人たち自らアイディアを考え、その考え方のポイントを企業等の人たちに知ってもらえれば、今後の世の中に出てくる製品が障害のある人たちにとって使いやすく変わっていくのではないかと考えたからです」と同コンテストによる効果についても挙げています。

不便を便利に変える様々なアイディアを募集

同コンテストの募集テーマは、「日常生活で使うもの(非日常生活で使うものも含む)」。ジャンルは不問で、目が見えない・見えにくいからこそ考えついた製品(モノ)に限定されています。こんなモノがあれば、今不便なことが便利になる、もっとこんなことができるようになるといったアイディアが募集されました。

例えば、「目が不自由でも操縦できる空飛ぶ絨毯」のような夢のアイディアや「すべてに点字が表示されている缶詰」のような既存品の改良案の応募も可となっています。応募は、視覚特別支援学校に通う生徒部門と、一般部門の2つに分かれて行われました。

2016年6月1日から9月5日まで募集を行った第1回のコンテストでは、移動支援、衣服、医療機器、家電製品、玩具、光学機器、書籍、情報、食品、日用品、文房具、金融、住宅設備など、様々な分野のアイディアが応募されたようです。その中で、視覚特別支援学校の部では、普段は何の変哲もない白杖が、グレーチングの所で変形する「まがるもん」が最優秀賞を受賞。一般の部では、人工知能を活用した機器のアイディア「レミノ(Let me Know『教えて』から由来)」が最優秀賞となりました。

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